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ベーチェット病とは?

ベーチェット病は、発見者でもあるベーチェット(トルコの眼科医)の名前をとって名づけられました。また、EXILE(エグザイル)のMATSUさんが戦っている病気として知っている方もいると思います。ベーチェット病の症状には、様々なものがありますが、主に目や皮膚、粘膜に症状が現れます。ときとして失明の原因となる病気でもあり、社会問題にもなった難病です。ベーチェット病は、統計的に男性が女性よりもかかりやすく、発症のピークは20歳と見られており、患者は日本や中近東諸国に多いと言われています。ベーチェット病は、さまざまな症状をくり返しながら慢性化する未だに原因のわからない難病です。目の症状としては、ブドウ膜炎や虹彩炎などがあります。これは、眼底出血、視力低下、強い痛み、黒目の部分に膿がたまる、などの症状をくり返して、ひどい場合は失明するおそれもあります。また肛門や陰部に潰瘍ができることもあり、触れるだけで激しい痛みを伴います。患部が肛門、陰部の場合は性病と間違われることがあります。その他の症状としては皮膚の発疹(ニキビ状)、関節炎などがあります。

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ベーチェット病の原因

現在、ベーチェット病の原因は不明とされていますが、細菌やウイルスが原因ではないかという説がもっとも有力です。それについては少しずつ明らかになりつつあり、現在まで分かっているベーチェット病の原因と考えられているものは、生物界に広く存在する熱ショックたんぱく質(ストレスたんぱく質とも呼ばれています)による免疫異常も関係して発症するのではと言われています。また、リンパ球はベーチェット病患者に限って活発に働くようになり、この活発になったリンパ球は、自分の熱ショックたんぱくや、微生物の熱ショックたんぱくによって更に勢いが増し、好中球を働かせる物質を沢山作った結果、ベー チェット病が起こるのではないかとされています。つまり、何らかの異変が体の中で起こり、外因として汚染物質や細菌、ウイルスなどが体の外から与えられることによって白血球に異常が生じる免疫異常がその原因ではないかと考えられているのです。注意してほしいのは、ベーチェット病は子供に遺伝する遺伝病でもないし、人から人へ移る感染症でもないということです。

ベーチェット病の治療

ベーチェット病の治療は、段々良くなっていることは確かなことなのです。例えば、免疫異常につながる炎症を起す物質を出して、病気の原因と言われている好中球の機能を抑える薬として、コルヒチンが治療に導入されました。また、その免疫異常を抑える薬としてシクロスポリンなどの免疫抑制薬が導入されましたが、その先に何が出来るかということはまだ分かっておらず、根本的な原因治療にはつながっていません。最近は、エイコサペンタエンサンという物質が効くのではとも考えられています。この物質は青魚などに多く含まれる不飽和脂肪酸の一つなのですが、動脈硬化の抑制作用があるということが分かり、ベーチェット病の治療に導入されました。しかし、この薬はベーチェット病のアフタ(潰瘍)や皮膚症状など特定の症状にしか有効性があるのではないかとも考えられています。
また、神経ベーチェット病については、ステロイドホルモンという薬でよくなるケースも多いのですが、それでも徐々に症状が進行する患者の治療はむずかしいです。

Copyright © 2008 ベーチェット病をあなたは知っていますか?